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執筆者:B タグ: ゲームデザイナー

新人研修2024 グループワーク研修 ゲームデザイナー編

グループワーク研修の様子

こんにちは、新人ゲームデザイナーのBです。
今回は、ゲームデザイナーから見たグループワーク研修をお伝えします。

グループワーク研修では、新人全員で約1か月かけてミニゲームを制作します。
ですので、グループワーク研修の前に行われたゲームデザイナーの技術研修では、このグループワーク研修で制作するゲームの企画検討を行いました。

企画の検討では、ゲームデザイナーの新人たちでひたすら企画のアイデアを出し合って、作るゲームの方向性を決めていきます。
アイデアが出揃ったところで、その中から良さそうなものを選び、さらに面白くなるよう企画を膨らませていきました。

また、技術研修の終盤には、ゲームデザイナーの先輩方に、自分たちの作った企画をプレゼンする機会があります。
実際にゲームを世に送り出している大先輩方に企画を監修していただき、とても勉強になりました。
そこでいただいたフィードバックをもとに企画をブラッシュアップしていくのですが、今回は企画を一から作り直すことになりました。
グループワーク研修のスタートが迫っていることもあって焦りましたが、前の企画よりも面白いものにするため、ギリギリまでアイデアを出し合い、企画書としてまとめる時には作業分担をして、なんとか完成させることができました。

そうしてできた企画をもとに、無事にグループワーク研修が始まりました。
企画検討の段階でも大変でしたが、本番はこれからです!
企画の立案が終わっても、ゲームデザイナーの仕事はたくさんあります。
ゲームをより面白くするアイデアを出すのはもちろん、仕様書の作成、各成果物の監修、ステージの制作…などなどです。

チームでゲームを作るためには僕たちゲームデザイナーの頭の中にしかないものをチームメンバーに伝える必要がありますので、ゲームの設計図にあたる仕様書を書いていきます。
各メンバーには仕様書をもとに制作を進めてもらうのですが、わかりやすく書かないとメンバー間で認識のズレが発生してしまい、こちらの意図と違うものができてしまうかもしれません。
それを防ぐためにも仕様書の書き方に注意を払い、図を用いたりするなど伝わりやすいよう気を付けました。

プロジェクトが進むと、各メンバーからの成果物が続々と上がってくるので、それらを監修する仕事が増えていきます。
監修の結果として、メンバーに修正をお願いすることも少なくありません。
「申し訳ないなぁ…」と思いながらも、ゲームをより良いものにするために必要だと思い、修正をお願いしました。
ですがそこはみんなもプロで、修正依頼を快諾してくれて、すぐにより良くなったものを作ってくれました。
一緒にゲームを作る仲間として尊敬すると同時に、とても心強かったです。

監修の際に自分の思い描いているイメージ相手に正確に伝えるのは、専門知識の違いなどもあって苦労しましたが、各メンバーが作ったものが揃っていき、どんどんゲームっぽくなっていく過程を見るのがうれしかったです。
完成していくゲームを見ると、細部までこだわって良かったと思うのとともに、円滑なコミュニケーションの重要性を再認識しました。

グループワーク研修の締めくくりには、社内に向けた発表会が東京開発センター、山梨開発センターそれぞれで行われます。
そこでたくさんの先輩方に、自分たちの作ったゲームをプレイしていただきました。
声を出しながらプレイしてくださる方や、ハイスコアを目指して何度も繰り返して遊んでくださる方など、みなさんが楽しんでくださっていて、とてもうれしく、達成感を覚えました。

発表の後にはアンケートも実施し、多くの先輩方の意見・感想を聞くことができました。
現場でゲームを作っている方々のアドバイスはとても参考になり、たくさんの「面白かった!」というコメントに励まされました。
改めて先輩方のすごさ、あたたかさが身に沁みましたし、このグループワーク研修で、今後一生の糧となる経験を得ることができました!

そして現在、新人研修を終えてプロジェクトに配属されました。
長いようで短かった新人研修でしたが、本当に多くのことを学ぶことができました。
グループワーク研修では先輩方がお客さんでした。
ですが、プロの現場に入るとお客さんは世界中に広がります。
プロのゲームデザイナーとして責任をもってゲームを作ることは、プレッシャーもありますが、すごく楽しいです。
これからもどんどん学ぶことが増えていくと思います。
それら全部すいこんで、世界中の人に夢中になってもらえるゲームを作るゲームデザイナーを目指して頑張ります!