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執筆者:K タグ: サウンドクリエイター

新人研修2024 グループワーク研修 サウンドクリエイター編

グループワーク研修の様子

はじめまして。今年の春にサウンドクリエイターとして入社したKです!
今回は、サウンドクリエイターの新人研修についてご紹介します。

技術研修からグループワーク研修へ

まず、約1か月半かけて行われた技術研修について、少しだけお話しします。
研修の内容ですが、BGMや効果音を作る研修はもちろん、ツールの使い方など多岐に渡りました。
特に印象に残っているのは、BGM研修です。
曲のラフスケッチの段階から、曲全体が完成するまで、開発現場で今まさに活躍されている先輩方に聴いていただき、アドバイスをいただけたことは、大変勉強になりました。

そしてその技術研修で学んだことを実践するのが、グループワーク研修です。
グループワーク研修とは、新人だけのチームで、約1か月間かけてミニゲーム制作を行うというものです。
今年は、ゲームデザイナー・プログラマー・デザイナー・サウンドクリエイターと、ゲーム開発に必要な職種の新人が揃っていますし、先輩方からは「大作を期待しているよ」などとお声掛けをいただいていました。
期待通りの、いや期待を超えた面白いゲームを作るぞ、という気持ちで、私はグループワーク研修に挑みました。

山あり谷ありのグループワーク研修

グループワーク研修初日、ゲームデザイナーが考えたミニゲーム企画の発表があり、そこからミニゲーム制作がスタートしました。
私はまず始めに、BGMの制作に取り掛かりました。
当たり前ですが、ゲームがまだ何もできていない状態で曲を作らなくてはいけないので、ゲームデザイナーに詳しいゲーム設定を聞きに行ったり、デザイナーにラフ案を見せてもらったりしながら、イメージを膨らませていきました。
また、作曲途中の段階でも、サウンドクリエイターの先輩方に聴いてもらい、たくさんのアドバイスをいただききながら曲を完成させました。
完成した曲を新人のみんなに初めて聴いてもらったとき、みんなとても喜んでくれたことがうれしくて、強く印象に残っています。

今回、グループワーク研修全体を通して、終始良い雰囲気で制作できたと思っています。
その理由は、新人がみんな「お互いに尊敬し合っているから」だと私は考えています。
たとえば私は、デザイナーが3DCGでキャラクターを作ったとき、そのキャラクターをプログラマーがコントローラーで操作できるようにしたとき、自分にはできないことを実現してくれる同期のみんなを心底尊敬しました。逆に私がBGMや効果音を作ってみんなに聞いてもらったときには、「良い曲だね」「効果音が気持ち良いね」とよいリアクションをもらえてうれしかったです。
このようにお互いに尊敬の念を持ちながら作業を進められたことは、モチベーションに繋がりましたし、終始良い雰囲気で制作できた理由なのかなと思います。

ドキドキの発表会

そうしてみんなで作ったミニゲームは、1か月かけてついに完成しました。
完成したミニゲームは、山梨開発センターと東京開発センターの両拠点にて、発表会と銘打って先輩方に遊んでもらいます。
先輩方は、日頃ありとあらゆるゲームを遊ばれていると思われますので、私たちの作ったゲームで楽しんでもらえるか、不安と緊張でいっぱいでした。
しかし発表会が始まると、忙しい仕事の合間を縫ってたくさんの先輩が来てくださり、そして「楽しかった」「もう一度やりたい」など、うれしい感想をたくさんいただけました。
BGMや効果音に関しても、「口ずさみたくなるようなメロディー」「手応えに直結する効果音」などと言っていただけて、大変うれしくなりました。

みんなで作る喜び、楽しんでもらえる喜び

私はグループワーク研修を通して、みんなで力を合わせてゲームを作ることの喜び、そしてそのゲームをプレイした人に楽しんでもらえる喜びを味わうことができました。
新人研修が終わった現在、私はさっそくゲーム開発に携わっています。
研修を通して感じた喜びを絶対に忘れずに、今度は世界中の方々に楽しんでいただけるゲームを作るため、先輩方の力もお借りしながら、日々精進していきたいです。