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執筆者:S タグ: プログラマー

新人研修2024 技術研修 プログラマー編

プログラマー技術研修の様子

こんにちは、新人プログラマーのSです。
今回は、プログラマーの技術研修について紹介します。

新人全員でビジネスマナーや就業規則などを学んだ基礎研修とは違い、技術研修では職種ごとに分かれ、約一月半かけてそれぞれの業務に必要な知識を学んでいきます。
プログラマーの場合は、C#、C++、開発用フレームワークの講義が主な内容でした。

講義は演習形式の内容が多く、実際に手を動かしながら学んでいきました。
一日の研修スケジュールは大まかに決められているものの、その中で演習課題をこなしていくペースは基本的に各自に委ねられていました。
研修中は基本的に講師の先輩社員が常駐してくださり、気になったことは何でも質問することができます。
もちろん、1から10まで手取り足取り教えてもらえるわけではないので、積極的に質問することが大事です。
特にフレームワーク周りは社内でのみ使っているツールや拡張も多く、些細なことでも早めに聞くことが大切だと実感しました。
またプログラマーの同期もすぐ隣の席で作業しているので、時には声をかけて課題の実装方針を相談しました。
同じ課題でも人によってアプローチが違っていたり、自分の知らなかったコードエディタの機能を教えてもらったりと、いろいろな刺激がありました。

特に印象に残っているのは、C++の研修です。
私はC#でのプログラミングは経験がありましたが、C++をしっかり使うのはほぼ初めてだったこともあり、C++の研修はかなり苦戦しました。
例えば、C++はエラーメッセージの情報量がC#よりも少なく、エラーが起きている場所がすぐには分からないこともしばしばありました。
しかし、先輩に教えていただいてIDEのデバッガ機能の使い方を学んでいくことでエラーの要因を特定できるようになりました。

それから、どの講義でも、課題を提出した後には自分の書いたコードに対して講師の先輩がレビューを付けてくださいます。
レビューというと悪い点を指摘されるというイメージが強いですが、実際は「この書き方は分かりやすいですね!」「○○のケースも想定されていていいと思います」といった、良い点を褒めるようなコメントを付けてくださることがほとんどです。
もちろんバグを生みやすい書き方や表記の不一致など、直すべき点も漏れなく指摘されますが、その際は必ず「なぜ直すべきか」「どのような方針で直せばいいか」も合わせて教えてくださるので、より理解を深めることができます。

また各講義の終わりには、最終課題として簡単なゲームを作ります。
この課題は他の課題と異なり、最低限の仕様のみが決められているだけで、システムの具体的な設計や出力の表現などは自分で考える必要があります。
その分スケジュールも少し長めに取られているのですが、実際のところ時間はかなりギリギリでした。
動くものを提出するために、実装するつもりだった機能をあきらめることもありましたが、最終日には大きな達成感がありました。
成果物の発表時には多くの先輩プログラマーが見に来てくださったり、東京開発センターにも中継されたりして、とても盛り上がりました。(冒頭の写真がそのときの様子です)

現在は技術研修が終わり、グループワーク研修に取り組んでいます。
プログラマーは開発環境の構築やプロトタイプ版の作成など、初週からやることが山積みです。
大忙しの日々ですが、完成に向けて頑張っていきたいです。

なお、やることが山積みといっても、休む時はしっかり切り替えて休みます。
例えば、昼休みはみんなで集まって対戦ゲームをしたり、逆に個人個人でソシャゲを進めていたりします。
また、自分の席には常識の範囲内で飾り付けしていいことになっているので、ときどき同期の席を見て回るとみんなの個性や好みが垣間見えて面白いです。

少し話がそれましたが、技術研修内容の紹介は以上です。
次回はデザイナーの技術研修について、Aさんがご紹介します。どうぞお楽しみに!