みなさん、こんにちは!
12/12(金)よりカービィカフェで先行販売しているCD『サウンド・オブ・カービィカフェ - Jazz Style - 』とアナログレコード『サウンド・オブ・カービィカフェ - Jazz Style Selection -』のプロダクトデザインを担当しました、デザイナーの野澤です。
私は昨年、中途採用でハル研に入社しまして、本作の担当となりました。
今回は本作でどのようにプロダクトデザインを進めていったのかを紹介します。
「サウンド・オブ・カービィカフェ」の第3弾の制作ということで、仕事を始めるにあたってプロデューサーの岡田から「今作はCDとアナログレコードの2種類の商品展開をする!」と共有を受けました。
そのときは「アナログレコード!?」とびっくりしましたが、今回のテーマが「Jazz」であることや、「アナログレコードの音楽を聴く」という体験は「カービィカフェ」と相性が良いとの意図を聞いて、「カービィカフェ」×「Jazz」×「アナログレコード」をすんなりと結びつけることができました。
デザイン制作にあたり、まずデザインコンセプトを考えていきました。
Jazzのイメージって?Jazzってどんなものがあったかな?Jazzバーといえば夜…あ、Jazz喫茶もあるなあ…夜ってどんな色だっけ?ネオン…深い青…Jazzブルー…ミッドナイト…といった感じで、キーワードを連想していきました。
そこで「夜のカービィカフェ」×「Jazz喫茶」というコンセプトを思い付き、デザインラフを起こし、それを元にチームメンバーみんなで話し合いました。その結果、「Jazz喫茶」の雰囲気を活かしつつ、大枠としては、想像がしやすく納得感のある「夜のカービィカフェ」をデザインコンセプトにする方向に決まりました。
では早速、デザインの話に入りましょう!
まずは、商品の顔となるジャケットです。
アナログレコードは、その大きさを活かせばポスターや風景画のようなデザインにできると考え、思い切って表面は「プププランドの風景」、裏面にはその風景に「ワープスターに乗ったカービィ」をあしらいました。そうすることで、表面は大人な落ち着いたローテンポのJazzサウンド、裏面は風景にキャラクターが入ることで、表面よりも少しテンポが上がって、気持ちも高揚するJazzサウンドが聴こえてくるようなデザインになったと思います。
アナログレコードのジャケット裏面
一方で、CDは「サウンド・オブ・カービィカフェ」第1弾、第2弾と並べて飾っても違和感のないものを目指しつつ、キャラクターを大きく見せることで、元気で明るいハイテンポのJazzサウンドのような、アナログレコードとはまた違ったアプローチの「夜のカービィカフェ」を表現しました。
次にブックレットや帯など、他のデザインを展開していくのですが…その中でも、CDのブックレットとアナログレコードのリーフレットは、文字がメインで構成されています。
しかし、ただ文字を羅列しているだけでは、つまらなくなってしまいますよね。
そこで大切なのが、「意味」や「遊び心」をもたせたデザインにすることです。
「意味」というところで、ブックレットにはクラフト紙を採用しました。
なぜクラフト紙にしたのか?
カービィカフェの温かみのある手作り感とJazzサウンドならではの心を包み込むような温かさを表現したかったからです。より自然なぬくもりを感じるクラフト紙にすることで、それが伝わると考えて選びました。
そして、ブックレットには、開く順番に「遊び心」を散りばめました。
カービィカフェのあるプププランドの外の風景から始まり、ページを開くとカフェで働くカービィとワドルディたちが顔を出し、さらにページを開けばサウンドスタッフの曲への想いが綴られており、まるで絵本を読み進めるような体験を目指したデザインになっております。
実際の商品を見ていただけたら、その「遊び心」を実感していただけると思いますので、ぜひお手にとっていただけるとうれしいです!
さて、ここまで「意味」や「遊び心」にフォーカスして話してきましたが、それらを全て一人で考えているわけでは、もちろんありません。
プロデューサー、ディレクター、リードデザイナー、MDデザイナーなどのチームメンバーと「あーでもない、こーでもない」と相談しながらブラッシュアップを行いました。みんなで考えると自分では想像できないようなアイディアがたくさんでてきて、何倍も素敵なものに膨らんでいくのです!
そしてデザインが完成したら、色校正で実際の印刷ではどうなるのかを何度も確認を重ねて……製品がついに完成!この上ない達成感がありました!また今回は、ハル研の一員としての初めてのプロダクトデザインだったため、強く心に残る特別な経験となりました。
ちなみに、私はこのデザインをしたことがきっかけで、アナログレコードに興味を持ち、自宅にレコードプレイヤーを導入しました。レコードって素直で温かくて素敵なサウンドなんですよね。
余談ですが…いま、カービィカフェ全店(TOKYO/OSAKA/HAKATA)で、アナログレコード『サウンド・オブ・カービィカフェ - Jazz Style Selection -』の音色を体験できる「Kirby Café de Jazz Time(カービィカフェのジャズタイム)」を開催しています。
夜の時間帯限定の開催となっていて、空間を温かく優しいサウンドが包み込む「夜のカービィカフェ」×「Jazz喫茶」を体験していただけますので、ご興味のある方はぜひ!
「Kirby Café de Jazz Time」の詳細はこちら
最後に、制作を振り返ってみると、今回のデザインでは「音楽」というクリエイティブに寄り添った表現とは何か?と自分に問いかけ、「音楽」の魅力が最大限伝わるようなデザインを常に心掛けながら制作した日々でした。
その「音楽」についての話は、後日公開する、本作のジャズアレンジを担当したサウンドクリエイターのブログをお楽しみに~!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!