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仕事内容祝Nintendo Switch版配信!『はたらくUFO』 vol.1

2020年10月29日:てるひこ

みなさんこんにちは!
『はたらくUFO』ディレクターのてるひこです。
3年前にスマホアプリとして発売した『はたらくUFO』が、このたびさらにデラックスになってNintendo Switchで遊べる(はたらける?)ようになりました!
10月28日より、任天堂株式会社から配信されています。
前作を遊んでくれた方(大感謝!)の応援の声や感想を受け、さらに楽しんでいただけるようステージや遊びを追加しています。
スマホアプリ版を遊んでくれた方だけがハッと気づく小ネタも用意してお待ちしていますよ!

今回なんとUFOに名前が付きました。その名は「ジョブスキー」!
いかにもお仕事がだいすきそうな名前ですね。当のジョブスキーくん自身も気に入っているようです。
この名前でおぼえてもらえるといいですね。

と、いうわけで今回はこの『はたらくUFO』の遊びの設計、いわゆるゲームデザインの話をしようかなーと思います。
共通のロジックがあるようで、そのじつは千差万別。開発者ごとの世界観がはっきりとあらわれるのがこの"ゲームデザイン"です。
この『はたらくUFO』のゲームデザインからは、わたしがニガテに思っているいろいろなものが取りのぞかれています。
それはたとえば「勝ち負け」や「制限時間」だったり、現実世界ではマジメに向かい合わないといけないとされている、いろいろなことだったりします。
『はたらくUFO』では「しごと」を開始するとタイマーがうごきはじめるのですが、たとえ残り時間が0になっても、そのまま自分のペースで「しごと」をつづけることができます。
これはちょっと不思議なルールのように思えますが、時間に追われてノルマをこなすようなゲームにしてしまうと、プレイヤーがいろいろなクリアのしかたや、開発者が思いつかなかった遊び方を、思うまま試したりしてもらえないのではないかと考えたのです。
成功への道が一種類しかないより、それぞれ自分なりの到達方法があるゲームの方がいいなと思い、そうしました。
こういう考え方がゲームのいたるところに満ちています。

今回発売されたNintendo Switch版『はたらくUFO』では、ふたりでいっしょに遊ぶことができるのですが、開発をはじめたころ、ふたりの「しごと」への貢献度をなんとか点数であらわして、競いあうことができないかと考えました。
しかし、高く積み上がった荷物を体を使ってささえてくれたUFOや、荒っぽく荷台に乗せられた荷物を積みやすいようにかたづけてくれたUFOを、ゲーム中でどう評価するのがいいのか、カンタンには答えが出ませんでした
また、点数化するにしてもなるべく表現をユルくしたくて、「しごと」の依頼人が感謝とともにまきちらすハート(ホメラレハート)を、ふたりのUFOが取り合うシステムをプログラマーさんに作ってもらったりと、試行錯誤を重ねました。
いろいろ試して、わたしの思う『はたらくUFO』らしさを突き詰めた結果、競いあうのではなく、ふたりで協力してはたらく、今の形になりました。ひとりでは難しい「しごと」も、「ふたりで!」チャレンジすればきっとうまくいきます。
ここらへん、わたしではないゲームデザイナーが作ったら、競いあうというゲームデザインに落ち着いたかもしれません。
これが、ロジックよりも開発者の世界観が出るということです。

それぞれのはたらきっぷりを競わせることはやめ、そのかわり......というわけでもないんですが、ゲーム中にRボタンを押すことで「いいね」を出せるようにしました。とくに何か良いことがあるわけではないんですが、大事ですよ、ホメるの。
ふたりで遊んで、好きなだけホメあってもらいたいです。
...ちなみにLボタンを押すと、ジョブスキーくんが身につけているコスチュームごとにそれぞれの「ナニか」がでます。
たとえば宅配便の配達員さんみたいなコスチューム「はいたつキャップ」を身につけてLボタンを押すと、空中にインターホンのボタンがあらわれ「ピンポーン」と呼びだし音が鳴ります。
これも何か良いことがあるわけでもないんですが、おこられたりもしないので好きなだけ連打していただけるといいなと思います。

© 2020 HAL Laboratory, Inc. / Nintendo

..いやー、これだけ聞くとユルユルなゲームだと思われてしまうかもしれませんが、ご安心ください。
高みを目指そうとするプレイヤーにはそれだけの歯ごたえを感じられるように作るのが、ハル研究所のゲームデザイン!です。
ステージごとに3つずつ隠されたメダル獲得条件や、新たなしかけや荷物が登場する「ちょいムズ★★モード」、全48種類のさまざまな課題をこなしていく「栄光の記録」、どこまでも高く積んで記録に挑戦する「エンドレスのせのせ」、謎の遺跡を冒険する「たからじま」など、奥深い遊びをてんこもりでおもてなしいたします! ユルいのもキツいのも、どういう遊び方でも楽しめるゲームになっております。
気になった方はぜひ遊んでみてくださいね。