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出張CEDEC 2020 の講演をしてきました(開発ツール編)

2020年09月15日:中野

こんにちは。エキスパートエンジニアの中野です。

先日開催された CEDEC2020 にて講演を行いました!
そもそも CEDEC とは何かと言いますと、コンピューターエンターテイメントデベロッパーズカンファレンスの略で、簡単に言うとゲーム開発者が集まって行う勉強会のようなものです。

今年も昨年に引き続き、プログラマー向けの講演をさせていただきました。
タイトルは「カービィの開発ツールをつなげて便利に! --ツール・ゲーム連携手法の紹介--」です。
ゲーム開発でたくさん使われるツールたち。
このツールがゲームと連携することでゲーム開発がしやすくなるのですが、今までカービィの開発チームでどのようなツールとゲームの連携があったのか、そしてそれらがどういうふうに便利になってきたのか、といったことを歴史を振り返るように紹介する・・・という内容でした。 (講演資料はこちら

どうしてこういう講演をしたのか、という発端は実は去年の CEDEC にまで遡ります。
昨年は横浜で行われていた CEDEC の他にも、札幌で行われた CEDEC+SAPPORO、福岡で行われた CEDEC+KYUSHU にも招待していただき、そちらでも講演させていただきました。大変光栄なことでした。
そしてどの講演の後にも懇親会というものがあり、いろんな人とおしゃべりをする機会があります。
特にその中でも印象に残っていたのが「ハル研さんのようにやりたいけどできないんですよね」というお話。
自分たちが講演した開発環境について共感していただき、参考にしたいという話を経た上で、「なかなかできない」という言葉が最後にでてくるのです。
これは特定の誰か1人が言っていたというわけではなく、ベンチャー企業の方だったり、日々の作業に追われているエンジニアさんだったり、学生さんだったり、いろんな境遇の方が同じような発言をされていたことがとても印象的でした。

もしかして特別な事情があって「なかなかできない」のかなぁと、さらに話を聞いてみると、別に自分たちと境遇はそこまで違わず、どこから踏み出していいのかがイメージできていない、自分たちには真似できないと思い込んでしまっているような印象を受けました。

前置きが長くなりましたが、今年のCEDECの講演はそんな人たちに向けて、「だいじょうぶ!できるよ!うちだってこんな泥臭いところから始めているんだよ!やれるところからやれる範囲でやればいいんだよ!」といったメッセージを発信することを主軸とし、講演内容を組み立ててみました。伝わっていたら嬉しいなぁと思います。

講演準備に関して、今年は昨年よりも物量の面で大変でした。
というのも、去年は野下・鶴岡と心強い共同講演者がいたのでいろんな準備作業を手分けすることができたのですが、今年は1人!スライドの用意する量も3倍!発表練習をしようにも1回あたりの時間が3倍!
CEDEC の準備と通常のゲーム開発作業と並行して行う大変さを体験できました。
もちろん講義の準備の手を抜けばもっと楽になるのですが、そうしてしまうと伝えたいことが伝わらないといった悲しいことになってしまうので、このあたりのさじ加減は難しいなぁと思います。

そして講演当日!今年の CEDEC の特徴はなんといってもオンライン開催です。
これは講演者のみが会場であるパシフィコ横浜に行き、そこからライブ配信するという形式で、配信中はリアルタイムなコメント機能もあると事前に聞いていました。動画配信者のように講演の随所でコメントをできる限り拾ってみようという意気込みで臨んだ本番。
はじまってみるとあっという間の60分で、講演は無事に終了しました。
上手にできたかどうかは自分ではなかなか評価が難しいところなのですが、たくさんの方にコメント欄を通じて反応や質問をいただき、講演者としてはとてもありがたい気持ちでいました。
講演者と受講者の直接の交流がなかった今年のCEDECですが、コメント欄を通しての交流もそれはそれでありだなぁと感じた、2年目の講演でした。

ということで以上が CEDEC 2020 講演についてのお話でした。
さて。タイトルに開発ツール編と書いてあるので、近日 UI 編も掲載されるかもしれませんね。お楽しみに!

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