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出張GDC2019に初参加!

2019年04月11日:keita

こんにちは。プログラマーのkeitaです。

3月中旬に、アメリカ・サンフランシスコでGDC2019が開催されたのをご存じでしょうか?
GDC(Game Developers Conference)は、世界中のゲームクリエイターが集まる国際カンファレンスです。
ハル研に勤め始めて10年ちょっと経ちましたが、このGDCに今回初めて行かせてもらうことになりました。

ハル研では、GDCに行く人を立候補+会社の判断で決めています。
私は今年、海外のモバイルアプリ事業とゲームコミュニティの育成に関する情報を求めて立候補しました。
というのも、私が所属する部署では、自社パブリッシングでのスマートデバイス事業に取り組んでいるからです。

日本におけるモバイルアプリ事業を取り巻く環境や典型的なビジネスモデル、お客さんの動向や他社の先行事例などの情報は、いろんな方々から教えていただくことができます(これ自体が大変ありがたいことだと思っています)。
しかし、日本国内のモバイルアプリの動向は、世界の中では特殊だと言われています。GDCは世界中のゲーム開発者を対象にしたイベントですから、きっと日本の勉強会とは異質の情報が得られるはずです。

せっかく世界中の人に愛されるゲームを作ってきた会社なのだから、モバイルアプリでも世界を狙いたい!
こんな思いから、GDCに行ってきました。

GDCの開催期間は5日間。開催される全講義数はなんと500を超えます!
準備期間に講義概要を読んでは受ける講義を決めるという作業をしたのですが、実は受けたい講義が多すぎてその作業が大変なほどでした。講義をフルに受けると、大小合わせて30以上受講できるので、私は以下の分野の中から特に面白そうだと思った講義を聞いてきました。

1.モバイル系
 海外のモバイルアプリは何を大事にして、どのように改良して、何を学んでいるのか。成功と失敗を分ける要因は?
2.インディー系
 今のハル研のモバイルでの立ち位置は彼らに近いのではないか?個性や強みに注力して存在感を示す彼らをぜひ見習いたい。
3.コミュニティマネジメントやEスポーツ系
 現代のゲームにおいてコンソール・モバイル問わず重要視されている分野。愛され続けるゲームを作るために。
4.ゲームデザインやナラティブ系
 上記の分野に絡まないものについても、ゲーム開発における普遍的な知識を深めたい。あの作品を作った人の頭の中を覗きたい。

さて、実際に講義を受けた感想ですが、一言にまとめると「大事なことは同じで、『深く向き合う』ことなんだな」でした。どういうことかと言いますと......

●自分たちと深く向き合う
「我々はプレイヤーをこういう気持ちにさせたいんだ!」とか、「我々のゲームの面白い要素はこれだから!」とか、「我々はあの感動を再現するんだ!」とか、「我々は常にチームの決断を信じる!」とか、「我々はキャラクターを愛して欲しいんだ!」とか、向き合い方は様々でしたが、どの方たちも自分たちと深く向かっていました。GDCの講義で取り上げられるような作品ということもあるかもしれませんが、「今はこれが人気だ、流行りだ、みんがやっている」といったような、外に答えを求めてゲーム内容の決断を行ってはいない印象でした。

●自分たちのお客さんと深く向き合う
想像以上だったのが、お客さんからのフィードバックとの向き合い方です。
計測した数字やデータと向き合うという話は、ある意味、日本で聞いている話と同じだなという印象でした。
ただ、直接的なコメントや書き込みによるフィードバックを受けやすくする仕組み、それに対する返事や対応、
お客さんと直接顔を合わせるイベントでのコミュニケーション、拡散してくれるインフルエンサーさんとのやり取りなどをとても大切にしている、ということを様々な講義で聞くことができました。

「外に答えを求めないと言いつつ、お客さんの意見に向き合う?」......ちょっと矛盾した感じがしますよね。
でも、「まず自分たちを信じる」⇒「そうして作ったゲームに興味を持ってくれた『自分たちの』お客さんと向き合う」という順番が大事なのだと感じました。
逆に言えば、それが可能なだけの多様性のある市場とシステムができているんだな、ということに感心しました。

こうしてまとめてしまうと、なんだかありきたりで、そんなこと日本に居てもわかるのでは?という内容になってしまったかもしれません。
ですが、「これはあの人の企画に大事だな」とか「これは今作っているゲームでも考えないといけないな」とか「これはウチの会社も本気で取り組まないといけないな」といった発見や学びが、良い講義を聞くたびにありました。本当にGDCに参加することができて良かったと感じています。

もちろん感じるだけではダメで、それらをアウトプットしていかなければ意味がありません。
世界中で愛されるゲームを作り続けるためにも、世界中の優秀な人たちの才能や技術を取り入れ続けられるようにならなくては!
そんな決意を胸に、学んだこと・持ち帰ってきたことを仕事やチームや会社に還元し、みんなでレベルアップしていこうと思います。

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