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仕事内容【デザイナーの仕事】ブランドマネジメント篇

2018年02月28日:イバラキ

こんにちは。デザイナーのイバラキです。

「星のカービィ25周年」を迎えた今年度は、カービィのゲーム発売に加え、さまざまなグッズやフェアが展開されてきました。
それらを見て、「グッズ」についても興味が出てきた、という方は少なくないのではないでしょうか?
今回はそのグッズを手がけている、ブランドマネジメントの仕事のうち、特にデザイナーの仕事を紹介させていただきます。

さて、グッズの仕事と聞いてどんなことを思い浮かべるでしょうか。
書き下ろしのイラストを制作したり?グッズのデザイン制作をしたり?
はい、もちろんそれらの仕事もあります。

そのほかに、大きな仕事として「監修」というものがあります。こちらはあまり意識したことがない方もいるかもしれませんね。「そもそも監修とはなんぞや?」といった感じですよね。
ざっくりと言うと、監修とは、グッズメーカーさんが作ってくださったデザインや試作品を確認する作業のことを指します。

実は多くのグッズは、星のカービィのキャラクター使用許諾を受けたグッズメーカーさんによって、企画・デザイン・製作が行われています。
これまでにクリアファイル、キーホルダー、ぬいぐるみ等々たくさんのグッズが登場しましたが、それらひとつひとつについて、全てハル研社内で一からデザインを起こしていくことは現状到底できません。
ですので、メーカーさんにデザインを制作していただき、それらを確認させていただく形となっています。

具体的な監修の仕事としては、「カービィとしてこういった表現は避けていただきたい」といった修正のお願いや、商品をより魅力的にするために「カービィの世界観を表現するためにこのようにしてはいかがでしょうか?」といった提案を行っていくことなどがあります。

メーカーさんによってデザインの得意な方向性や、カービィについての理解度もさまざまです。
もし仮に監修を行わないまま発売してしまうと、商品やメーカーごとにグッズのクオリティがまちまち...ということになりかねず、私たちもメーカーさんも不本意な結果となってしまいます。
そうならないよう、全てを高い水準でお届けするためには、この「監修」が不可欠なわけです。

それでは、デザインを制作する仕事にはどのようなものがあるかと言いますと、新規でカービィのアートワークを制作したり、既存のアートワークを組み合わせてデザインしたりなどがあります。こちらはわかりやすいですね。
最近の大きな案件ですと、『カービィカフェ』や『星のカービィ25周年記念オーケストラコンサート』などがありました。

「でも、キャラクターを描けるのは、ベテランのデザイナーだけなんでしょ?」という声が聞こえてきそうですが、驚くなかれ、実はそうでもないのです。
現に自分は入社一年目で『星のカービィ プププ☆トレイン』のアート制作に携わったりもしました。

「いろんなことにチャレンジすることができる!」と言うと、なんだかありきたりな文章になってしまう気もしますが、ハル研は入社年次に関わらず仕事を任せてもらえる社風であると感じています。

そして、当社のブランドマネジメントの仕事という大きな括りでの話になりますが、こういったグッズの監修やデザイン制作、フェア開催などを行うにあたって、関わるスタッフみんなが大事にしていることが2つあります。

それはまず、「ファンの方々を飽きさせないこと」。
ありがたいことに、ここ数年、たくさんのカービィグッズを世の中に送り出すことができています。
そんな中、もし私たちが手を抜いたり、似たり寄ったりなものを作ってしまったりすると、お客さまが「今回のグッズはもういいかな」と感じられるタイミングが出てきてしまうと思います。
自分自身、好きなキャラクターであっても「今回はグッズはイマイチだな」と感じると、買うのを控えることもあるので、そのあたりのお財布事情がとてもシビアなのは身を持って認識しています。
ですから、毎回質の高いものを丁寧に作り続けることで、「今回のグッズも欲しい!」と思っていただけるものができるのだと信じています。

もうひとつは、「今まで知らなかった人に興味を持ってもらうこと」。
ファンの方々を大事にするのはもちろんのことですが、そこだけに視点を向けてしまうと、どんどん内輪ネタになって、多くの方には分からないものになってしまいます。
そうならないように、カービィを知らない方にでも興味を持ってもらえるような仕掛けも大事なのです。
即ち広く・深くです。欲張りですね。

それから、私としてはもうひとつ、ブランドマネジメントの仕事に携わる人にとって、「キャラクターグッズが好きなこと」も大切なことはではないかと考えています。
別にグッズをたくさん買うことを指しているわけではなくて、こういったグッズなら普段使いしやすいな、この描き方オシャレでかわいい!とか、逆にこういうのは欲しいと思わないな、なんかどこかで見たことあるな、とか、そういった感覚を持つことが大切なのではないかと感じています。

ゲーム開発は何年も時間をかけて開発するのに対し、ブランドマネジメントの仕事の場合は回転がとても早く、自分が携わった仕事が数ヵ月後には世に出るというものも多いです。
グッズ売り場やフェアなどで実際に手にとって買ってくださる方や、身に着けてくれる方を目にする機会も多いので、お客さまの反応をより早く、身近に感じることができるところが魅力だと感じています。
つらつらとご紹介してきましたが、ブランドマネジメントにおけるデザイナーの仕事について、少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

カービィは25周年を迎えましたが、キャラクターグッズがたくさん出始めたのはここ数年。まだまだ新顔です。
今後もっともっとカービィがふくらみつづけるために、私も精一杯取り組んでいきますので、何かの折にグッズやフェアを見かけたらチラリと思い出していただければうれしいです。

長々とお付き合いいただき、ありがとうございました!