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新人新人研修2017を終えて

2017年07月05日:秋保

みなさん、はじめまして。新人デザイナーの秋保です。
入社してから約3ヶ月が経ち、先週で新人研修を終えました。
今回は、その新人研修を締めくくるグループワーク研修についてご紹介します。

ですがその前に、まずはデザイナーの技術研修について書きますね。
前回は新人プログラマーの竹村くんが、プログラマーの研修について紹介してくれたので、あわせて読むとより研修の風景をイメージできるかと思います。

デザイナーの技術研修では、3DCGソフトウェアのMayaやPhotoshop、Illustratorといったソフトウェアの基本的な操作について学びました。期間は4月中頃から、5月末の1ヶ月ほどです。
各ソフトウェアの基本的な操作や機能を学び終えた後、ちょっとした応用課題のようなものをこなし、学んだことを自分の中に定着させていきました。

今年入社したデザイナーはわたしのみだったため、講師の方や先輩がつきっきりでの贅沢な指導。
少しでもわからないところがあったら、気軽に先輩や講師の方に質問をすることができたので、とても学びやすい環境でした。
そのおかげで、学生時代に触ったことのないソフトウェアでも、つまずくことなく理解しながら研修を進めることができました。

技術研修ではソフトウェアに慣れることだけでなく、ゲームにおける優れたビジュアルとはどういったものであるのか、ということについて考えるいい機会でした。
世の中で多く遊ばれるゲームでは、説明がなくとも、「取るといいことがある」「こいつは敵!」といったように、それが何物なのかがすぐにわかるようなデザインになっていると思います。
デザイナーは、そういった情報を意図したように的確に伝える表現を考える必要があるのです。
その情報を伝える相手、ゲームを遊ぶ人たちは、老若男女問わず、もちろん国籍も幅広く様々です。
今までよりも広い視点でものを考え、制作していく必要があることを知り、ゲーム上のビジュアルを作ることの難しさを感じました。
また、ハル研ならではのものづくりの考え方やちょっとしたコツなども教えていただくことができ、大変勉強になった技術研修でした。

そして、技術研修を終えた後は、新人研修の集大成であるグループワーク研修です。
グループワーク研修とは、実際にミニゲームを作る研修のこと。
ミニゲームを作りながら、チームでのものを作る上で大切な様々なことを学ぼうよ、というものです。
新人のための研修ですので、もちろん新人のみでチームを作り、企画から実装、発表会まで行いました。

今回、わたしはタイトル画面、キャラクター、背景など、ゲームで必要なビジュアルの全てを担当しました。
わたしにとっては、初めてのチームでのゲーム制作。
ゲームに必要なビジュアルのすべて揃えるということは想像以上に大変なものでした。
特に苦戦したのが、「限られた時間の中でいかに良い結果を出すか」ということです。

新人デザイナーはわたしだけですので、当然デザイン面の作業はすべて自分が進めなければなりません。
ミニゲーム制作が始まり、マスターアップまでの予定表を見て、早い段階から、ゲームの要素すべて作り込むのは難しいということに気づきました。
実装が始まった段階では企画や仕様も明確に決まっておらず、チームで話し合い、試しながらの作業だったので、なおさら時間との勝負。素材を作る上ではその後の仕様変更への対応を考え、工夫をこらしながら作業を進めました。

初めのうちは簡単なものを作るのに手間取ってしまったり、細かい点にこだわり時間を浪費してしまったり。
デザイナーとして、細部までこだわりたいという気持ちが強かったのですが、実装後半では全体の完成度を高めることを考え、細かい点は割り切って実装に取り組みました。
例えば、「ゲーム説明画面」「ローディング画面」の二点は作らないという選択を取りました。実際のゲームの遊びに関わる点をメインに作ることが最も重要だと考えたからです。
その他にもタイトル、結果発表などの要素はコストをかけずとも良く見える作り方をしたり、不必要なものは一切作らないことにしたり、と様々な対策をとりました。

思い返すと、学生時代は、時間との勝負という場面に出くわすことはほとんど経験していませんでした。
しかし、グループワーク研修を終えた今では、効率的にいかに作るのか、何から作って行くべきなのかということの重要性を強く感じています。
有効的な時間の使い方が、ゲームを良いものにするかどうか左右するということを学んだからです。

今回、あげた例だけでなく、企画検討やゲームの使用についても作業をこなしながらチームで話し合いを行い、決まったことを試してみたら「おもしろくない」「時間がかかったが、ボツ」なんてこともありました。
たくさんの問題点があがる度、解決策を話し合い、実装して検証。でも、その結果が必ず良い結果になるとは限りません。
辛い時も、苦しい時もあり、ひどい時は夢の中でもミニゲームの作業をしておりました。
とぼとぼと歩いた帰り道、新人同士で励ましあったり、慰め合ったり。つまずくこともたくさんありましたが、周囲の方に助けられながら、何とか一本のミニゲームを完成させることができました。

苦労を重ねようやく完成を迎えたミニゲームは、山梨と東京両方の開発センターで行う発表会でお披露目です。
先輩社員のみなさん、もちろん会長や社長にも遊んでいただき、ご意見、ご感想、アドバイスなどをいただきました。
「うおー!」「やった!」
たくさんの歓声が飛び交う発表会。どの先輩も楽しんでプレイしてくださいました。
不安も緊張もありましたが、先輩から声をかけていただいたり、アドバイスをもらったりと、とても有意義な時間となりました。
発表会でたくさんの人たちが自分たちの作ったゲームを楽しんでくださっている姿を見て、頑張ってよかったと素直に思いました。

やっぱりものを作ることって本当に楽しい。
ものを作り、誰かに楽しんでもらうことの喜びを改めて自分の中で感じることができました。
初めて経験したゲーム開発の難しさ、大変さは想像以上のものでしたが、振り返ると、とても充実したグループワーク研修だったと思います。
研修が終わり、わたしは技術や知識、経験などあらゆる面で未熟であることを強く自覚しました。
とにかくまずは、数をこなすこと。
はじめの3年間は吸収する!ととらえ、たくさんのものを見て、考えて、作っていこうと思います。

この7月に正式な配属先が決まり、これからいよいよ、デザイナーとしての第一歩を踏み出します。
新人研修で学んだことを活かして、もちろんこれからもしっかり学びながら、頑張ります。

そして、ゲーム開発を通して、どこか遠くのまだ見ぬ誰かが楽しんで、喜んでくれるなら、こんなにうれしいことはありません。
とにかく良いものを作りたい!

長くなりました。ご覧いただき、ありがとうございました。

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デザイナー