TOPハル研ブログゲームマーケットの動向を予想する活動について

ハル研ブログ

イベントゲームマーケットの動向を予想する活動について

2015年05月20日:大西

こんにちは、ゲームプログラマーの大西です。

今日のダイアリーでは、社内で行われている「マーケットの動向を予想する活動」についてご紹介したいと思います。

より多くの方に楽しんでもらえる、満足してもらえるゲームを作るために、ゲーム制作において「いまゲームに求められているものは何なのか?」を把握するのは大切なことだと考えています。
でもそれってあまりにも大きなテーマ過ぎて、そのままだと果たして何をどうしたものか......となってしまうかもしれません。

そこで、社内では「ゲームマーケットの動向を予想しその精度を競う大会」、その名も「マーケットト」が毎年開催されています。

このマーケットトの歴史はそこそこ古く、起源は12年前、2003年にまでさかのぼります。

根幹のルールは毎年同じです。年末から年度末にかけての数ヶ月間、毎週のゲームソフトの売り上げを予想し、予想が当たればポイントゲット!最終的にポイントを一番多く稼いだ人が優勝、というものです。シンプルでわかりやすいですね。
直近の大会であれば、2014年11月から翌年の3月までを期間として開催されました。
その間、参加者の皆さんには毎週のゲームソフト売り上げTop3のタイトルと、トップの売上本数を予想していただきました。

期間中は雑誌やインターネットなど様々な媒体から情報を仕入れ、全力で各週の売り上げを予想します。
ゲーム発売前の盛り上がりや空気感、あるいはシリーズ作品であれば過去の売上本数が強力な指針になります。
しかし実際にやってみるとこれがかなり難しく、ある程度の絞り込みはできても、順位がまるで見当違いだったり、本数予想がかすりもしなかったり......ということがよくあります。
そんな自分が感じる予想の難しさとは裏腹に、この大会で常に上位に食い込んでくる方々がいます。
そういう方々を見ていると、分析能力を上げれば、市場を予想する能力は鍛えられるものなのかもしれないと感じます。

あと興味深いこととして、このマーケットトに参加しているAI、「平均君」の存在が挙げられます。
平均君とはその名の通り、その週の参加者全員の予想の「平均」で参戦してくる、シンプルなAIです。
面白いのはそんな彼の順位です。
単なる平均で参加してくるため、その順位も平均的な位置に落ち着くかと思いきや、余裕でTop10に食い込んでくるほどの実力です。
多くの人の意識を平均化することで、結果的にマーケットの動向に近づくことができたということなのでしょうか。興味深いです。
こんな不思議な強さを持つ平均君はみんなのライバルでもあり、平均君に勝つことをひとまずの目標にしている方もおられます。
でもそうすると、その人ががんばった分、実は平均君も強くなるという不思議なスパイラルが......。

そうこうしているうちに大会が終わると、優勝者の表彰と、その年の総評が行われます。
2014年の大会については、つい先月、4月の下旬にそれらが行われました。運営独自の目線に基づき、熱い年末商戦や、年度末の怒濤のゲームソフト発売ラッシュを振り返ったあと、優勝者から今期の感想をもらいます。

そして今年の私の成績はといえば......Top10には入れましたが、平均君に負けました。大変無念です。いくつか反省点も見つかっているので、次こそは打倒平均君を目標に、腕を磨いていきたい所存です。

【写真】「マーケットト2014」表彰式の様子

タグ:
プログラマー